母校

先日友人のSNSを見ていたら、母校が卒業式だったのを知りました。
卒業後その母校で教員をしているその友人の写真と文を読んでいたら、その頃が懐かしく思い、ふらっと母校近辺をお散歩しようと思い立ちました。

その母校があるのは愛知県岡崎市。愛知の真ん中にあって、江戸幕府を作り上げた徳川家康のふるさとです。

春になれば岡崎城に桜が映えてとても美しいのですが…それはまだまだ早かったようです。少し残念。
しかし、冬めいていた季節から少し抜けだして、昼はポカポカとしていて非常に暖かかったです。
私が学生の頃、入学式の日に初めて学校へ行った際、バスから見える岡崎城と桜のコントラストに感動したのをふと思い出しました。
あの時は期待と不安で胸がドキドキしていて、緊張しながらふとバスから見た景色はなんともいえない美しいものでした。舞う桜がキラキラと光る乙川に散り、淡いピンク色が流れていく様子は今でも目に焼き付いています。

そんな昔を思い出しながらフラフラとしていると、学生時代によく行っていたレコードショップが目に留まりました。これは行くべきだと思い、ドアを開くととても懐かしい景色が。

CD全盛期に、昔の音が聴きたいとレコードを買って聴いていたのですが、その時のそのままの雰囲気でした。CDショップとは違い、少し落ち着いた雰囲気で、しっとりとした音が流れる店内にたくさん並ぶレコードたち。
当時ビッグバンドサークルに所属していた私は、デュークエリントンやグレンミラーに夢中になっていました。
それを思い出してついつい3枚ほど購入して帰ってきました。

私が学生だった頃と変わっていないところもあれば、変わっているところもたくさんあった懐かしの街。
でも、いつ行っても当時の思い出はどこかにあるような気がしました。

また暇を見つけて行けたらいいなぁ。